SDY355 突合せ融着溶接機 取扱説明書
特別な説明
機械を操作する前に、この説明をよく読み、装置とオペレータの安全、そして他の人の安全を確保するために大切に保管してください。
2.1 この機械は、PE、PP、PVDF 製のパイプの溶接に使用されます。説明のない材料の溶接には使用できません。機械の破損や事故が発生する可能性があります。
2.2 爆発の危険性がある場所では機械を使用しないでください。
2.3 機械は、資格を持ち、訓練を受けた責任ある担当者によって操作される必要があります。
2.4 機械は乾燥した場所で操作する必要があります。雨天や濡れた地面で使用する場合には、保護対策を講じる必要があります。
2.5 機械は 220V±10%、50 Hz で動作します。延長ワイヤーを使用する場合は、その長さに応じて十分なリード線長を確保してください。
2.6 機械を使用する前に、46# 作動油を充填してください。作動油が作業に十分であることを確認してください。オイルレベルはタンクの 2/3 である必要があります。鉄製のオイルタンクキャップを赤いプラスチックのエア抜きキャップに交換しないと圧力が保持できなくなります。
安全性
3.1 機械の操作および輸送の際は、この説明書のすべての安全規則に従って注意してください。
3.1.1 使用上の注意
l オペレーターは責任感があり、訓練を受けた担当者である必要があります。
l 安全性と機械の信頼性を確保するために、年に一度、機械を完全に検査し、保守してください。
l 作業場が汚かったり、混雑したりすると、作業効率が低下するだけでなく、事故が発生しやすくなるため、作業場を清潔に保ち、障害物を置かないようにすることが重要です。
3.1.2 電力
配電ボックスには、関連する電気安全規格に準拠した漏電遮断器が必要です。すべての安全保護装置は、わかりやすい言葉またはマークで示されています。
接地: サイト全体で同じ接地線を共有し、接地接続システムを専門家が完成させてテストする必要があります。
3.1.3 機械の電源への接続
機械を電源に接続するケーブルは、機械的衝撃や化学的腐食に耐えられるものでなければなりません。延長電線を使用する場合は、その長さに応じた十分なリード線長が必要です。
3.1.4 電気機器の保管
分のために。危険があるため、すべての機器は次のように正しく使用および保管する必要があります。
※規格外の仮設ワイヤーの使用は避けてください。
※電気泳動部分には触れないでください。
※ケーブルを引っ張って切断することは禁止です。
※昇降装置のケーブルの持込みは禁止
※ケーブルの上に重いものや鋭利なものを置かないでください。ケーブルの温度は限界温度（70℃）以内に管理してください。
※水気の多い環境では作業しないでください。溝と靴が乾いているかどうかを確認してください。
※機械に水をかけないでください。
3.1.5 機械の絶縁状態を定期的に確認する
※ケーブルの絶縁、特に突き出し部分を確認してください。
※極端な条件下での使用はしないでください。
※ 漏電スイッチが正常に動作するかどうかを少なくとも 1 週間に 1 回は確認してください。
※機械の接地は有資格者が行ってください。
3.1.6 機械の清掃と点検を注意深く行う
※機械を清掃する際には、絶縁を損傷しやすい物質（研磨剤、その他の溶剤など）を使用しないでください。
※作業終了時は必ず電源を切ってください。
※再使用する前に、機械に損傷がないことを確認してください。
上記に従うだけであれば、予防策はうまく機能します。
3.1.7 起動
電源を入れる前に、機械のスイッチが閉じていることを確認してください。
3.1.8 訓練を受けていない人は、いつでも機械を操作することはできません。
3.2.潜在的な危険
3.3.1 油圧ユニットによって制御されるバットフュージョンマシン:
本機の操作は専門家または操作資格を持った人のみが行ってください。そうしないと、思わぬ事故が発生する可能性があります。
3.3.2 加熱プレート
最高温度は270℃に達することがありますので、以下の点に注意してください。
------安全手袋を着用してください
-------加熱プレートの表面には絶対に触れないでください。
3.3.3 プレーニングツール
パイプを削る前に、パイプの端をきれいにし、特に端の周りに詰まった砂やその他のカスを取り除きます。こうすることで刃の寿命を延ばすことができ、また切り粉が危険な人に飛び散るのを防ぐことができます。
3.3.4 基本フレーム:
正しい位置合わせを行うために、パイプまたは継手が正しく固定されていることを確認してください。パイプを接続するとき、作業者の安全を確保するために、オペレーターは機械に対して一定のスペースを確保する必要があります。
輸送する前に、すべてのクランプがしっかりと固定されており、輸送中に落下しないことを確認してください。
機械のすべての安全マークに従ってください。
説明
この機械は、基本フレーム、油圧ユニット、加熱プレート、かんなツール、およびサポートで構成されています。
5.1 フレーム
5.2 計画ツールと加熱プレート
5.3 油圧ユニット
使用説明書
6.1 装置全体を動作させるには、安定した乾燥した平面上に設置する必要があります。
6.2 操作前に次のことを確認してください。
u 機械は良好な状態にあります
u パワーはバットフュージョンマシンに応じた要件に準拠しています
u 電源ラインが切れたり磨耗していないこと
u すべての機器は正常です
u プランニングツールの刃は鋭利です
u 必要な部品と工具がすべて揃っています
6.3 接続と準備
6.3.1 基本フレームと油圧ユニットをクイックカプラで接続します。
6.3.2 加熱プレートラインを油圧ユニットの電気ボックスに接続します。
6.3.3 加熱プレートラインを加熱プレートに接続します。
6.3.4 パイプ/継手の外径に応じて、適切なインサートをフレームに取り付けます。
6.3.5 取り付けおよび溶接プロセスの要件に従って、温度コントローラーで温度を設定し、タイマーで時間を設定します。(このマニュアルのセクション 7 を参照してください)。
6.4 溶接手順
6.4.1 パイプ
溶接する前に、まず材質と圧力グレードが必要なものであるかどうかを確認してください。次に、パイプ/継手の表面に傷や亀裂がないかどうかを確認します。傷や亀裂の深さが壁厚の 10% を超える場合は、傷や亀裂の部分を切断します。パイプの端をきれいに保つために、パイプの端の表面をきれいな布で拭きます。
6.4.2 クランプ
パイプ/継手をフレームのインサートに配置し、溶接する端を同じ長さに保ちます（パイプの計画と加熱には影響しません）。基本フレームから出るパイプはクランプの同じ中心軸に支持される必要があります。クランプのネジを締めて配管・継手を固定します。
6.4.3 圧力を調整する
圧力調整弁を完全に全開にし、スイング逆止弁をしっかりとロックし、方向弁を前方に押しながら、シリンダが動き始めるまで圧力調整弁を調整します。この時点でシステム内の圧力が抗力になります。
圧力調整バルブを完全に開き、スイングチェックバルブをしっかりとロックしてから、方向バルブを前方に押しながら、圧力調整バルブを調整して、システム圧力が抗力圧力に突き合わせ圧力を加えた値に等しくなるように設定します。
6.4.4 平削り
スイングチェックバルブを反時計回りに最後まで回してから、配管/継手の端を開きます。プランニングツールをパイプ/継手の端の間に置いてスイッチをオンにし、方向バルブを操作してパイプ/継手の端を閉じ、その間に両側に連続的な削りくずが現れるまでスイングチェックバルブを時計回りにゆっくりと回します。スイングバルブを反時計回りに回して圧力を解放し、すぐにフレームを開き、カンナツールのスイッチをオフにして取り外します。
パイプ/継手の端を閉じて、それらの位置が揃っているかどうかを確認します。最大のずれは壁の厚さの 10% を超えてはなりません。クランプのネジを緩めたり締めたりすることで改善できます。2 つのパイプ端間の隙間は壁厚の 10% を超えてはなりません。それ以外の場合は、パイプ/継手は再度カンナをかける必要があります。
注意：削り粉の厚さは0.2～0.5mm以内で、プランニングツールの刃の高さを調整することで調整できます。
6.4.5 加熱
加熱プレート表面のゴミやスリットを取り除き（注意：加熱プレート表面の PTFE 層を傷つけないように注意してください。）、必要な温度に達していることを確認してください。
必要な温度に達したら、パイプの端の間に加熱プレートを置きます。方向弁を操作して配管・継手の端を閉じ、圧力調整弁を揺動させてビードが規定の高さになるまで規定の圧力まで昇圧します。
スイングチェックバルブを反時計回りに回して圧力を下げ（ドラッグ圧以下）、スイングチェックバルブを時計回りに最後まで回します。
「T」ボタンを押してください。2” と表示されると浸漬時間のカウントが始まり、1秒ずつ0までカウントダウンし、ブザーが鳴ります（7章参照）。
6.4.6 接合と冷却
フレームを開けて加熱プレートを取り出し、2 つの溶解端をできるだけ早く閉じます。
方向弁のバーを閉位置に 2 ～ 3 分間保持し、方向弁のバーを中間位置に置き、ボタン (「T5」) を押して、冷却時間が終了するまでの時間をカウントします。この時点で、マシンは再びアラームを発します。圧力を抜き、クランプのネジを緩め、接続されているパイプを取り外します。
タイマーと温度コントローラー
パイプの外径、SDR、材質などのパラメータを変更した場合は、溶接規格に従って均熱時間と冷却時間を再設定する必要があります。
7.1 タイマー設定
7.2 使用説明書
7.3 温度調節器の設定
1) 上部ウィンドウに「sd」が表示されるまで「SET」を 3 秒以上押します。
2) 「∧」または「∨」を押して、指定した値に変更します (「∧」または「∨」を押し続けると、値は自動的にプラスまたはマイナスになります)
3) 設定後、「SET」を押して監視および制御インターフェースに戻ります
溶接規格参考（DVS2207-1-1995）
8.1 溶接規格と PE 材質の違いにより、時間と圧力は溶接の段階によって異なります。実際の溶接パラメータはパイプや継手のメーカーから提供されるべきであることを示唆しています。
8.2 DVS 規格による PE、PP、PVDF 製パイプの溶接温度は 180℃ ～ 270℃ です。加熱プレートの適用温度は180～230℃、最高230℃です。表面温度は270℃に達することもあります。
8.3 参照規格 DVS2207-1-1995
| 壁の厚さ （んん） | ビード高さ（mm） | ビード蓄積圧力（MPa） | 浸漬時間 t2（秒） | 均熱圧力（MPa） | 切り替え時間 t3（秒） | 圧力上昇時間 t4（秒） | 溶着圧力（MPa） | 冷却時間 t5（分） |
| 0～4.5 | 0.5 | 0.15 | 45 | ≤0.02 | 5 | 5 | 0.15±0.01 | 6 |
| 4.5～7 | 1.0 | 0.15 | 45～70 | ≤0.02 | 5～6 | 5～6 | 0.15±0.01 | 6～10 |
| 7～12 | 1.5 | 0.15 | 70～120 | ≤0.02 | 6～8 | 6～8 | 0.15±0.01 | 10～16 |
| 12～19 | 2.0 | 0.15 | 120～190 | ≤0.02 | 8～10 | 8～11 | 0.15±0.01 | 16～24 |
| 19～26 | 2.5 | 0.15 | 190～260 | ≤0.02 | 10～12 | 11～14 | 0.15±0.01 | 24～32 |
| 26～37 | 3.0 | 0.15 | 260～370 | ≤0.02 | 12～16 | 14～19 | 0.15±0.01 | 32～45 |
| 37～50 | 3.5 | 0.15 | 370～500 | ≤0.02 | 16～20 | 19～25 | 0.15±0.01 | 45～60 |
| 50～70 | 4.0 | 0.15 | 500～700 | ≤0.02 | 20～25 | 25～35 | 0.15±0.01 | 60～80 |
備考：フォーム内のビード盛圧力および溶接圧力は推奨界面圧力であり、ゲージ圧は下記の計算式で算出してください。
式:
故障の分析と解決策
8.1 頻繁に発生するジョイントの品質問題を分析します。
| u 目視確認：ビードが丸く、接合が良好 |  |
| u 細くて落ちるビード。溶接時の圧力が高すぎる |  |
| u ビーズが小さすぎます。溶接時の圧力が足りない |  |
| ◆溶接面の間に溝があります。溶接中の温度が不十分であるか、切り替え時間が長すぎます。 | |
| ◆ハイ＆ロービード。加熱時間や溶融温度の違いが原因となります。 |  |
| ◆位置ずれ。両端を位置合わせしながら、管肉厚の10％を超える位置ずれを条件で溶接します。 |  |
8.2 保守点検時期
8.2.1 メンテナンス
※熱板コーティング
加熱プレートの取り扱いには十分ご注意ください。加熱プレートから一定の距離を保ってください。表面のクリーニングは、表面がまだ温かい状態で、柔らかい布または紙を使用して行う必要があります。コーティングを損傷する可能性のある研磨剤の使用は避けてください。
定期的に次のことを確認してください
1) 蒸発の早い洗剤（アルコール）を使用して表面を清掃します。
2) ネジの締め具合、ケーブル、プラグの状態を確認してください。
3) 赤外線スキャンによる表面温度の確認
※ カンナ削り工具
常にブレードを清潔に保ち、洗剤を使用してプーリーを洗浄することを強くお勧めします。定期的に完全な清掃作業を実行してください。
※ 油圧ユニット
以下のように維持してください
1) 定期的にオイルレベルを確認してください
2) オイルは6ヶ月ごとに全交換してください。
3) タンクとオイル回路を清潔に保つ
8.2.2 保守点検
通常検査
| アイテム | 説明 | 使用前に点検してください | 初め 月 | 6か月ごと | 毎 年 |
| プランニングツール | フライス加工またはブレードの交換 ケーブルが断線している場合は交換してください 機械的接続を締め直す |
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| 加熱プレート | ケーブルとソケットを再接続しました 加熱プレートの表面をきれいにし、必要に応じて PTFE 層を再度コーティングします 機械的接続を締め直す | ● ●
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| 温度制御システム | 温度インジケーターをチェックしてください ケーブルが断線している場合は交換してください |
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| ● ● |
| 油圧系 | チェックアウト圧力計 油圧ユニットに漏れがある場合はシールを交換してください フィルターを掃除する オイルが作動に十分であることを確認してください 作動油を交換してください オイルホースが破損している場合は交換してください |
● ● ● |
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● | ● ●
● ●
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| 基本 フレーム | フレーム軸端のネジを締め直します 必要に応じて再度防錆塗料をスプレーしてください | ●
| ●
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● |
| 力 供給 | サーキットプロテクタのテストボタンを押して、正常に動作することを確認します ケーブルが断線している場合は交換してください | ●
● |
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● |
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「●」…………メンテナンス期間
9.3 よくある故障の解析と解決策
使用中に油圧ユニットや電気ユニットに問題が発生する場合があります。よくある故障としては以下のようなものがあります。
部品の保守や交換の際は、付属の工具、予備部品、または安全証明書付きのその他の工具を使用してください。安全証明書のない工具やスペアパーツの使用は禁止されています。
| 油圧ユニットの故障 | |||
| No | 故障 | 故障解析 | ソリューション |
| 1 | ポンプモーターが動作しない |
| |
| 2 | ポンプモーターの回転が遅すぎて異音がする |
| 1. モータ負荷が3MPa以下であることを確認してください。 2. ポンプを修理または交換します 3.フィルターを掃除する 4. 電源の不安定性を確認する |
| 3 | シリンダーが異常に作動する |
| |
| 4 | シリンダー漏れ | 1. オイルリングの故障 2. シリンダーまたはピストンがひどく損傷している | 1. オイルリングを交換する 2.シリンダーを交換する |
| 5 | 圧力が上がらない、または変動が大きすぎる | 1. オーバーフローバルブのコアが詰まっている。 2. ポンプに漏れがあります。 3. ポンプのジョイントの緩み、またはキー溝の滑り。 4. 圧力リリーフバルブがロックされていない | 1. オーバーフローバルブのコアを清掃または交換します 2.ポンプを交換する 3. ジョイントのたるみを直す 4. バルブをロックします |
|
電気ユニットの故障 | |||
| 1 | 機械が動かない |
| 1. 電源ケーブルを確認してください 2.動作電力を確認してください 3. 漏電遮断器を開きます |
| 2 | 地絡スイッチがトリップする |
| 1. 電源ケーブルを確認します。 2. 電気要素を確認します。 3. 上位電源の安全装置を確認する |
| 3 | 異常な温度上昇 | 1. 温度調節器のスイッチが開いている 2. センサー（pt100）が異常です。加熱プレートソケットの4と5の抵抗値は100〜183以内である必要があります。Ω 3. 加熱プレート内の加熱スティックが異常です。2 と 3 の間の抵抗は 23 以内である必要があります。Ω。加熱スティックのヘッドと外側シェルの間の絶縁抵抗は1M以上でなければなりませんΩ 4. 温度コントローラーの測定値が 300℃ を超える場合は、センサーが損傷しているか、接続が緩んでいる可能性があります。温度コントローラーが LL を示している場合は、センサーが短絡していることを示唆しています。温度コントローラーが HH を示した場合、センサーの回路が開いていることを示します。 5. 温度コントローラーにあるボタンで温度を修正します。
| 1. コンタクタの接続を確認してください 2. センサーを交換する
3. 加熱プレートを交換します。
4. 温度コントローラーを交換する
5. 温度設定方法を参照 6. 必要に応じてコンタクタを確認し、交換します |
| 4 | 加熱中に制御を失う | 赤いライトは点灯していますが、温度はまだ上昇しています。これは、コネクターに障害があるか、必要な温度が得られたときにジョイント 7 と 8 が開くことができないためです。 | 温度コントローラーを交換する
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| 5 | かんな工具が回転しない | リミットスイッチが機能していないか、カンナツールの機械部品がクリップされています。 | プランニングツールのリミットスイッチまたはマイナースプロケットを交換してください |
